April 22, 2004

白洲次郎のダンディズム

白洲次郎雑誌『サライ』(5月6日号)では白洲次郎の特集が組まれている。
この雑誌を手に取るまで、白洲次郎という人のことは全く知らなかったが、以前読んだ白洲正子さんの夫ではないかと、その名字から想像していた。白洲正子さんのこともよく知っているわけではないけど、ある本で紹介していた種々雑多の芸術、工芸がいずれもすばらしいものだったのがとても印象に残っている。その夫であろうし、この表紙のように戦後すぐにTシャツにジーンズという服装をしていたというお洒落さが白洲正子さんの美へのこだわりとつながっているようで興味をそそられた。

サライで紹介されている逸話を3つ。
■昭和15年、今の町田市の一角に藁葺き屋根を購入し移住。「武相荘」と名付けた。“ぶあいそう”というネーミングがいい。
■亡くなる5年前、78才の時に書いた遺言。「葬式無用 戒名不用」。いやいや、かっこいい。私もこう書き残したい。サライには、この写真が掲載されているが、その書もまたいい。
■亡くなる2日前、病院に入院する直前に相撲をTVで見ていた。「相撲も千秋楽。パパも千秋楽」。

80才を超えても、ポルシェを乗り回し、スピード違反を自慢していたそうだ。

Posted by nino at April 22, 2004 12:27 AM | トラックバック
コメント

明治時代に若い頃に英国へ留学し、日本の枠の中では納まりきれない彼独自の価値観を構築し、マイウェイを貫いた男。それでいてさりげない思いやりは忘れない。

そういえば、最近どこかのテレビで取り上げていたのを見ました。白州正子さんの旦那さんみたいですね。
生涯の同士だそうです、いいですねー。

Posted by: atu at April 24, 2004 01:09 PM
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