September 16, 2004

紅葉の季節は芋煮会

高校卒業まで住んでいた福島県をはじめ山形県、宮城県では、秋の紅葉シーズンに芋煮会というアウトドアイベントがさまざまなグループでもようされる。

大学は仙台だったが、所属していたアーチェリー部でどこかの渓谷に出かけて、芋煮会をやった記憶がある。

中学のときには、学校の行事で、数人ずつの班に分かれて、阿武隈川の河川敷で行った。同窓会の名簿作りをやるぞ宣言のあと、押入れの奥から中学校の卒業アルバムを出してきて眺めると、その時の、まさに我が班の芋煮会料理中シーンが記録されていた。私も写っていたが、今もキャンプでは焚き火大好きを想像させるように、石で組んだかまどめがけて息を吹きかけている。
ところが事件はこの写真の後起こった。
作った料理は、カレー、ごはん、焼きそばという、全然芋煮じゃないじゃんコンビネーションだった。かまどは河原の石を組んで火を起こしていたのだが、なんと「パーン」という音とともにかまどの石が割れてしまったのだ。おいしいはずだったカレーは鍋とともにひっくり返り、誰も口にすることはできなかった。何事もなく料理を味わっている他の班の脇で、われわれは焼きそばに、パートナーを失ったご飯を混ぜて、焼きそば飯をいじけて食っていたのであった。

いつか芋煮会リベンジ!

Posted by nino at September 16, 2004 07:23 PM | トラックバック
コメント

そもそも芋煮会って、収穫をお祝いする行事なのですか?仙台あたりでいつもやってますよね〜。

Posted by: atu at September 16, 2004 10:23 PM

おお、そういう根本的なことは想定外だった。単純に春の花見、秋の芋煮会という意識しか無かった。
収穫のお祝いなのかなあ。

Posted by: nino at September 17, 2004 12:19 AM

盛岡出身の父の話をきくかんじだと、どうやら収穫を祝うっていうより、食べ物がないときから始まっている感じだったので、芋だったようですね。そういう中でもみんなで集まって楽しもう〜みたいな。東北ではそういう素朴なことがきっと遊びになっていたんでしょうね〜。盛岡の実家が旅館(今はないです)だったので、毎年の行事だったみたいです〜。

Posted by: atu at September 17, 2004 07:49 AM

芋煮の季節ですね、秋です。ニュースで見ましたけど、山形県観光協会の日本一の芋煮会は凄い、半端じゃない。6mの大鍋に里芋3.5t、牛肉1.32t、コンニャク4,000枚、ネギ3.850本、味付けの醤油770リットル、隠し味に日本酒55升、砂糖2220kg。かき回すのはバックホウという豪快さ。2日のキャンプでリベンジしますか?

Posted by: ohtsu at September 17, 2004 12:41 PM

リベンジはとっておいて、2日は、お任せいたします。

Posted by: nino at September 17, 2004 12:59 PM

本日初めて芋煮会やってきました。
しかも仙台風と宮城風同時に。
なんか、聞くところによると東北ではコンビ二でも「芋煮セット」が普通に売ってるらしいですね。

Posted by: matsu at October 17, 2004 11:56 PM

ほー、芋煮会やってきましたか。季節もぴったりですね。場所はどこでしょうか?
コンビニで芋煮セットが売られてるとは知りませんでした。東北では秋の主食に近づいてるのかな。

しかし、同僚に読まれているというのは、さすがに恥ずかしい。

Posted by: nino at October 18, 2004 10:08 AM

私も芋煮会は、秋の収穫を喜び祝うパーティーだと思ってましたけど、最近読んだ本に書いてあったんですが、もともとは違うようで、驚きました。

『雪深い東北や山奥に暮らす人たちの貧しくて苦しい、つつましやかな生活の中で、芋煮会は、貯蔵のきかない里芋と一冬越させるわけにはいかない牛を処分した結果の食事会だったということ。秋晴れの日に芋煮を囲んで酔いしれている農民の姿の裏に、一冬の間、牛を食べさせていく余裕も無かった苦しみがあったそうです。』

これを知って、なんだか芋煮会が、もの悲しく思えてきちゃいます。

Posted by: spock at November 14, 2004 08:55 PM

まあ、昔は昔、今は今。
それに、牛と里芋ということは、これは山形です。
とか、言い訳する。

Posted by: nino at November 15, 2004 01:19 AM
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