April 21, 2007

永遠の歌声、カレン・カーペンター

昨晩のNHKプレミアムテンはカーペンターズを取り上げたものだった。カーペンターズは、おそらく日本のヒットチャート上位に最も入ったアーティストではないだろうか。1970年代、日本でも大ヒットした。メロディアスな音楽は兄リチャード・カーペンターの作曲や編曲の才能によるものだろうが、早世した妹カレン・カーペンターが伝説のようになっていて全盛期から30年あまりたった今も人気はある。番組には有名人(フィル・ラーモン、ハーブ・アルバート、フィービー・スノーなど)のインタビューもあって力が入っていた。1年間に200回以上の公演を行ったこともあったそうで、そんな状況がまずリチャードを薬依存にして、カレンは拒食症へ、ということになったのではないかという考えに基づく番組になっていた。世界中のスターに上り詰め、その直後に若くして亡くなってしまった歌姫というストーリーは永遠の話題だろうが、単純に彼らの音楽を楽しみたい。
さて、2週続けてNHKプレミアムテンに見入ってしまった。いい番組だと思う。最近NHKスペシャルがつまらないと感じてるが、力はこっちの方にかけてるのだろうか。ところで、日本のiTunesミュージックストアを覗いてみると、カーペンターガのアルバムがベスト10に入ってるじゃないか。恐るべし。




"Gold: 35th Anniversary Edition" (The Carpenters)

April 17, 2007

micro bloggingをしよう

以前紹介したTwitterがアメリカなどで人気爆発のようだ。おかげでサイトがめちゃくちゃ重くなっている。あっちでもこっちもTwitterの話が出ている。
バージョンアップも時々行われてるんだけど、これもいけない。以前紹介した時点ではsoftbank携帯からSMSで更新できてたんだけど、日本語は通らなくなった。と、書いてて思い当たった。実はGoogle Talkでも更新できるんだけど、メッセージの頭に半角文字が入ってるとはじかれないことが分かったので、もしからしたらこの法則はSMSにもあてはまるかもしれないなあ。

さて、このTwitterでできた言葉なのか、“Micro Blogging”というらしい。1〜2行の短いメッセージをどんどん追加して行く行動にぴったりだと思う。私も時々micro bloggingしてるけど、その結果はこのページの一番下にある。今何をしているのか、何を食べているのか、何を考えているのか、などなど、今をみんなに伝えて行くのだ。ブログは書く時に文脈なんかを一応考えてやるので結構時間がかかるけど、これだと気軽に即興で書ける。友達が何してるかなんてえことを伝え合うときにはmicro bloggingの方がいいだろう。






Twitterとそっくりのサービスがある。Jaikuだ。誰かはHaikuからネーミングされてるなんて書いてたけど、確かに短いメッセージの面白さを追求して行くと俳句だろうからよく分かる。このJaikuは、Twitterに比べると最初からコミュニティ要素が備えられている。でも、まずはmicro bloggingの面白さを追求しようというシンプルさで私はTwitterの方が好みだ。

さあ、みなさんもmicro bloggingをしましょう。

April 14, 2007

幸せってなんだっけ?

昨晩のNHK「プレミアムテン - 春節!上海巨大バスターミナル」はとても感慨深げな番組だった。

2年前、上海に誕生したアジア最大のバスターミナル。48か所のゲートから放射線状に中国全土へ向かうのは名物二段ベッドの寝台バス。 春節(旧正月)を迎え、背丈を超える風呂敷を背負った人々が続々集まります。さまざまな事情から家族と離れ、上海へ集まった人々が一年ぶりに故郷へと帰ります。最長で3日がかりの旅。
バスターミナルに集う人々を故郷ではどのような人が待っているのか?上海に出てきた目的は何だったのか?



春節の前にこのバスターミナルではついに一日5万7千人の乗客を2,000台のバスで送り出すというすさまじい状況になっていたが、それはサブストーリーでしかない。そこで映し出される人間像がすばらしかった。

バスに乗り遅れた兄弟若夫婦2組は大金で切符を買い直さなければならなかった。同じく乗り遅れた初老の女性は、文字が読めないので切符に書いてることも分からないが、見かねた若い男性が手助けをしてくれた。一年間働いたのに給料をもらえない4人組の男性は、やっと切符代だけは払ってもらい故郷へと向かうが、すでに満足な食事をするお金もない。
赤ちゃんを連れた若夫婦は、二人で運べるくらいの家財道具一式とともに、これから次の働き先に向かうところだった。妻は、自分たちの学の無さを嘆いていたが、悲壮感は無い。とても幸せそうだ。夫は自分の子供が将来人の役に立つ人間になってくれることを望んでいて、お金持ちになるようなことは全く期待してないようだ。
朝強盗にあって一年間に働いてためたお金を盗まれた初老の男性の言葉が心を打つ。「人生に順風満帆なんてない。人は良くなろうと思うから生き続けられるんだ。」首にナイフをつきつけられた直後には見えない。前向きな正確が映像からにじみ出ている。
バスターミナルの前のラーメン屋で成功した主人は、上海の発展の貢献者はこういう人たちなんだという。共産主義の中国は、いまや日本よりも金持ちが多い国になっている。貧富の差は想像を絶する状態だが、貧しくても前向きで幸せそうな様子を見ていると、お金じゃないんだなあと今更ながら感じさせられる。

April 10, 2007

62歳のミッシェル・ポルナレフ、34年ぶりツアーだそうだ

朝日新聞の夕刊でミッシェル・ポルナレフが母国フランスで34年ぶりのツアーを行っていて人気を博しているという記事が出ていた。(「62歳のM・ポルナレフ、34年ぶりツアー」)日本では時々CMで曲が使われるので当時を知らない人たちも聞いたことがあるんじゃ無いかと思う。一番流行っていたのは、日本でも35年前くらいだろう。私は中学生だったが、『愛の休日』や『シェリーに口づけ』は好きな曲だ。記事の中でもちょっと触れられているが、アルバムのジャケット写真で(当時にしてはかな)過激なのがあったが、友達とはお笑いネタだった。LPを一枚とシングルを一枚持っていたように思う。そうそう、愛車にはMDが置いてあったっけ。日本にツアーで来日しそうな雰囲気だけど、気になるなあ。記事の通り当時と同じ歌声を62才でも出しているのなら行く価値はあるかもしれない。




"ポルナレフ・ベスト" (ミッシェル・ポルナレフ)

April 09, 2007

『だれが信長を殺したのか』(桐野 作人)

明智光秀がなぜ信長を本能寺で暗殺したかという歴史の謎は卑弥呼の邪馬台国がどこにあったかという謎と同じくらい日本史の話題になる永遠のテーマだと思う。本能寺の変については数多くの説と本が書かれている。この『だれが信長を殺したのか』という本も歴史の周辺事実からなぜ明智光秀が?ということに迫ろうというものだ。
この著者の説は、四国全部を支配下に置こうとしていた長宗我部元親の仲介者であり、側近が元親の義兄という光秀が、信長の四国政策の転換によって織田政権内でのポジションが低くなるのが明らかになったからだという。本書を通してこの説を否定できるようなところはなかったけれどなんだか面白くない。これが現実なのかもしれないけど、逸話で紹介されている、“織田信長が明智光秀の頭をたたいたら光秀の鬘が落ちた”なんてえことが実は謀反の本当の理由だったりしたほうが、よほど数百年の謎にはぴったりくるなあ。この類いの方向として、以前紹介した『信長と十字架―「天下布武」の真実を追う』(立花 京子)で書かれているイエズス会が関係していたというのもある。桐野作人さんは数カ所で立花さんの説の否定を行っているが、まさにこの本が出たからこそ反論の意味で出版したんじゃないかと思う。
いずれにせよ本能寺の変に興味のある人は読むのをお勧めする。




"だれが信長を殺したのか" (桐野 作人)

April 08, 2007

ル・クルーゼの黒


ル・クルーゼのココット・ロンドの黒(22cm、3.3リットル)がイトーヨーカドーで1万円に値引きされていたので購入した。黒はホーローぽくないし、他の色に比べてかわいくないので人気ないんでしょうね。でも男の料理で使うならブラックだ!てな理由もあり購入。実はちょっと前までは1万3千円の値札がついていたが、それでも売れないのかもっと値引きしていたのだ。我が家にはすでにグリーンのがあるので2つめ。まあいいじゃないか。
作ったのは豚肉とじゃがいも、にんじん、たまねぎ、にんにくを放り込んで、塩コショウとオリーブオイルをかけて煮込んだもの。こういう料理が手間をかけずに美味しくできあがってしまうところがル・クルーゼの威力ですね。ちなみに付け合せのサラダは、水菜とトマトに鰹節をかけ、ポン酢をドレッシングにしたものでした。

今日の料理