August 28, 2007

『暗殺のアルゴリズム』(ロバート・ラドラム)

すでに亡くなっているロバート・ラドラムの新作が出版されるとは思ってなかった。(まだ翻訳されていない遺作は数作あるらしい)
『暗殺者』(映画日本語タイトル『ボーン・アイデンティティ』)シリーズの3作目が映画化されアメリカで公開されたが、人気を得て好調のようである。この『暗殺のアルゴリズム』も殺人も軽々とこなしてしまうスパイものなので、読み進めばあたかも映画を見ているようにヴィジュアルなイメージが頭に浮かんでくる。これでもかというほどの斬新なアイデアや、世界の各地を飛び回るストーリー展開は、ロバート・ラドラムならではだろう。訳者のあとがきで書かれているように人物の内面描写には乏しいが、エンターテインメントの小説なんだから質が低いというような思いは起こらない。次にはどんな展開が待ち受けているのかという期待で、一気に読み進めてしまった。そして最後に待ち受ける“からくり”は予想だにしない結末だった。




"暗殺のアルゴリズム 上巻 (1) (新潮文庫 ラ 5-18)" (ロバート・ラドラム)

August 25, 2007

『トランスフォーマー』

予告編だけで面白そうだった映画『トランスフォーマー』を見てきた。まあまあかな。特殊効果は予想通りすごかったけど、カメラワークが好きじゃない。臨場感を感じさせようとしているだろうけど、カメラがぶれたり、あらぬ方向を写したりするところがいやだ。もっとトランスフォーマーを、トランスフォーマー同士の戦いを見せろよ。ストーリーはたいしたことないし、教訓的な映画でもなく、まさに映像を楽しむ映画なのに残念だなあ。レイチェル・テイラーは、なかなかよろしい。

腸閉塞

水曜日の夕方、会社でペプシコーラを飲んでいると急にお腹が痛みだした。あっと言う間にその痛みは尋常ではないものになっていった。耐えられない痛み。もがき苦しめども20分ごとくらいにやってくる痛みはなかなかおさまらない。痛みが無い時間帯にやっと医者に行くと、腸閉塞になりかけているという。おかげで翌日は休み、24時間はポカリスエットだけで安静にしていて、なんとか治りかけている。がまんできないから医者に行ったわけだけど、早めに行くべきだったなあ。50才も近いのに未だに入院したこと無いからなんとなく病院には縁遠いと思ってたけど、すぐそばまで着ていた。
しかし痛かった。まるで腹をエイリアンが食い破って出てくるんじゃないかと思った。無理しないことだなあ。と言いつつ早くビールを再会できる日が待ち遠しい。

August 19, 2007

『災いの古書』(ジョン・ダニング)

ジョン・ダニングの古書店主クリフォード・ジェーンウェイのシリーズ第四作。今回はいただけない。ミステリーのストーリーがつまらない。おすすめできない。
以下、ねたばれあり。
恋人エリンとその高校時代の親友ローラとの関係が結局のところなんだったのかよく分からない。親友だったみじんも感じられないところがまずはよく分からないところかな。クリフは「牧師」一味を執拗に追いかけるが、ストーリーに対して関係ないじゃん。犯人が分かっても、無理矢理ストーリーとして仕立て上げた感じで違和感ありあり。




"災いの古書 (ハヤカワ・ミステリ文庫 タ 2-9)" (ジョン・ダニング)

August 11, 2007

『龍馬暗殺の謎』(木村 幸比古)

これまで坂本龍馬のことは何も知らなかったし興味も無かったけれど、この本で多少は知ることができるかなあと思って読んでみた。暗殺がなぜ謎なのかと言えば、幕府も、薩摩長州および朝廷側も暗殺しそうな理由を持っていたからなんだけど、まあ実行犯は幕府の見廻組に間違いはなさそうだ。どちら側からもよく思われてなかったのは、龍馬は全く新しい体制の国を目指していたからであろう。薩長にしても両国を政権の中心に置き一部のものが権力を握るような国を作ろうとしていたのとはだいぶ違う。龍馬の考えは、この本の最後についている「藩論」を読むとよく分かる。100年以上も前に、これだけの考えを持っていたことに感心させられる。
「家格とか世襲の家禄精度というようなものは、絶対に廃止しなければならない。」
この一文にある思想を見ても狙われていたわけが分かる。それはさておき、今の政治家が二世だ三世だと世襲しているのを見ると江戸時代から変わってないと気がつく。もし坂本龍馬が生き残って維新に大きく影響を与えていたら日本は全然違う国になっていたのかもしれない。世襲議員が改革といっても笑止千万。できるわけがないことは自らが示している。




"龍馬暗殺の謎" (木村 幸比古)

August 04, 2007

愛媛県西予市卯之町の「冨士廼屋」が美味

法事の後の食事会を愛媛県西予市卯之町にある「冨士廼屋」さんでひらいた。どこでやろうか迷っていたときに目にしたのがこちらで食事をしたという人のブログだった。コメントと添えられている写真はいかにも美味しそうなのだ。
建物はかなり年季が入ってるが、畳の離れは風情があってよい。そして味が抜群だった。宇和海だけにまずは真鯛を中心にした刺身。真鯛はより引き締まるようにカキ氷に包まれて出てくる。他には、(確か山芋で作ったといっていたと思うが)そうめん、煮たとこぶし、陶板焼きの牛肉はここ数年来食べた中でナンバーワンの味だった。最後に天然うなぎ、一緒に出てくる肝吸いがまたまたすばらしい味だった。
伯父の話では昔は電話番号から「五十番」と呼ばれていたそうでこのあたりでは有名な割烹旅館だそうです。
大満足のひと時だった。