October 27, 2007

珠玉の音楽『つづれおり(Tapestry)』(Carole King)

iTunesミュージックストアをザッピングしながらいい曲を見つけようというのが日課のようになってるが、このアルバムもそうやって自分としては発見。全世界で2,200万枚は売れているそうなのでこれまで知らなかった方がおかしいのも知れないけど、知らなかった。“グラミー賞4部門制覇、全米アルバムチャートで15週連続1位、その後も302週連続でトップ100にとどまるロングセラー”(wikipedia)というんだから、これはすごい。
キャロル・キングはシンガー・ソングライターで、このアルバムが代表作らしい。出だしからすばらしい曲が続くが、なかでも「So Far Away」、「It's Too Late」あたりは誰でも耳にしたことがあるほど有名な曲だ。「You've Got A Friend」は、James Taylorがカバーして大ヒット。秋の夜しみじみ聴くのに最適だと思う。何回聞き直しても飽きないすばらしいCDです。
しかし、1970年代は名曲ばかりだなあ。もっと探さなきゃ。




"Tapestry" (Carole King)

October 24, 2007

『日本語の源流を求めて』(大野 晋)

日本語の言葉がインドのタミル語にとても似ていることに気がつき研究していくと、今も日本に残っている風俗や習慣まで似ているものがあることが分かり、遠くインドから海によって日本に文化や稲作がもたらされたことを解き明かしていく興味深い本だった。

勝っている文化に出会うと、その文化の言葉が取り込まれていくことは、英語をカタカナで使うように明らかである。この観点で分析すると、日本では縄文時代にポリネシアの言葉が先にあり、弥生時代にタミル語が、さらに中国語が取り込まれてきた歴史になる。その証が今の日本語の中にも残っているというのが驚きだけど、テレビ等によって日本全国が、どちらかというと縄文時代の色が残る東京の言葉に影響され、どちらかというと弥生時代の言葉が残る西日本の言葉が薄められていくというのは、残念なことなのかもしれない。

"日本語の源流を求めて (岩波新書 新赤版 1091)" (大野 晋)

October 22, 2007

ETV特集「21世紀を夢見た日々〜日本SFの50年〜」

昨夜10月21日、NHK教育テレビでETV特集「21世紀を夢見た日々〜日本SFの50年〜」という番組があった。「日本SF作家クラブ」という、日本のそうそうたるSF作家(福島正実、星新一、小松左京、筒井康隆、手塚治虫など)が名を連ねるクラブの創設からを軸に、彼らが直接関わったからこそ歴史に名を刻むような番組になった、鉄腕アトム、スーパージェッター、ウルトラQ、ウルトラマン、少年ドラマシリーズそして宇宙戦艦ヤマトなどにも触れていた。日本SF作家クラブの創立は1963年。日本の高度成長とは切り離せないだろう。日本が大きく発展していく兆しが彼らのSFというジャンルで書き上げられていく想像豊かな作品群。何か行き詰まっている今の日本から、同じように優れたものは生まれてこないような気がして寂しい。

October 20, 2007

新大久保の豚三昧肉「味ちゃん(まっちゃん)」

夕べは新宿新大久保の「味ちゃん」という店でneerの打ち合わせをしながら飲み食い。この店のサンギョプサルは厚くて評判らしい。たしかにトンチャンよりも厚そうだ。炭火で焼くデジカルビはジューシーでこれまた旨い。デジカルビは喉の辺りの肉なんだって?そして、塩ゆでした豚肉をキムチで巻いて食べるポッサムもいける。満腹であった。

さて、韓国料理を食べるときの酒は焼酎ですね。そしてその焼酎はチャミスル。日本と韓国のチャミスルは瓶の大きさからして違うけど、味も違うらしい。おまけにその韓国版ではチャミスル FRESHといくのが出たらしいのだが、どうもアルコール度数が若干低いみたいだ。ストレートで飲むのが韓国スタイルなのでどうしても強い。若い人や女性向けにアルコール度数を低くした製品を出したのだろう。